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非エンジニアの会社員が、Claude Codeを始める手順 ── 教え込むほど動かなくなりました

てつろー(新潟)公開 2026年9月17日2026年9月時点の情報読了 約7分
淡いブルーの大きなパネルの横に立ち、人差し指を1本立てて説明しているてつろー。パネルには短い青い行が3本だけ並び、その下は大きく空白のまま。足元の左側には、書きすぎた紙が崩れそうなほど高く積み上がっている

「Claude Codeを入れてはみたものの、そこから何をすればいいのか分からない」。最初の僕がまさにそれでした。コードは書けません。それでも、触りはじめて3日で自分用のアプリがひとつ形になりました。この記事では、会社員でエンジニアでもない僕が、Claude Codeを何から始めたのかを書いています。どこでつまずいたのかも、実際にやった順番のままです。2026年9月時点の話です。

非エンジニアの会社員でも、Claude Codeは使えますか?

使えます。僕はコードが書けないまま、触りはじめて3日で自分用のアプリを作りました。ただ、それができたのはプログラミングを覚えたからではありません。その前にChatGPTで「AIに何を渡すと、どう返ってくるか」を触り続けていたからだと思っています。

Claude Codeは、対話しながら進める道具です。こちらがコードを書くのではなく、やりたいことを言葉で伝えて、返ってきたものを見て、また直してもらう。その繰り返しで形になっていきます。必要だったのは、書く力よりも伝える力のほうでした。

ひとつだけ先にお伝えしておくと、これから何も触っていない状態で始める方には、僕はCodexのほうを勧めています。理由は別の記事に書きました。この記事が向いているのは、Codexを少し触ってみて次が気になっている方です。事情があってClaude Codeから入りたい方にも、たぶん役に立ちます。どちらが優れているかという比較は、ここではしません。その比較で立ち止まっている時間が、いちばんもったいないと感じているからです。

Claude Codeを始める前に、やっておいてよかったことは?

ChatGPTのプロジェクト機能とGPTsを、先に触っておいたことです。当時はまったく別の話だと思っていました。でもあとから振り返ると、Claude Codeの土台はここで作られていたんです。AIに何を渡せば、返ってくるものがどう変わるのか。その感覚を、先に手で覚えていたことになります。

使い分けは単純でした。GPTsは、渡す資料を固定して使うもの。プロジェクト機能は、資料を更新しながら使うもの。僕は後者を自分専用の辞書のようにして、気づいたことを書き足しながら使っていました。

この経験がなかったら、たぶんClaude Codeで迷子になっていたと思います。できることが多すぎて、何から手をつければいいか分からなくなるんです。実際、そこで止まったまま戻ってこない方も見かけます。道具が難しいというより、選択肢が多すぎるほうの問題だと感じています。

最初の題材は、何を選べばいいですか?

毎日やっている面倒を、ひとつだけ選ぶところから始めました。作ってみたいものではなく、いま自分が困っていることのほうです。僕が選んだのは、勉強時間を記録するタイムレコーダーでした。地味な題材でしたが、毎日困っていたぶん、完成したあともそのまま使い続けられました。

題材が「いつか使うかもしれないもの」だと、途中で手が止まります。うまく動かない時間が続いたときに、そこまでして完成させる理由が残らないからです。毎日困っていることなら、その理由がなくなりません。

3日といっても、ずっと画面の前にいたわけではありません。会社員なので、まとまった時間はそもそも取れませんでした。作ったものの中身については、新潟の会社員が、AIを「社員」にして作ってきたもののほうに書きました。

なお、ここで詰まるとしたら、たいていAIの話ではなくパソコンの操作のほうです。ファイルの場所やコピーの取り方で止まってしまう場面は、Codexを始める前ににまとめてあります。

指示書(CLAUDE.md)には、何を書けばいいですか?

ほとんど何も書かなくて大丈夫です。ここが、僕がいちばん時間を無駄にしたところでした。当時は指示書に細かく書き込む方法をよく見かけて、そのとおりにやってみたんです。結果は逆で、書けば書くほど出力が安定しなくなりました。

原因が「書きすぎていること」だと気づくまでに、けっこうな時間がかかりました。丁寧に書いたつもりの一行が、別の一行と食い違う。数が増えるほど、AIはどれを優先すればいいのか分からなくなっていきます。指示書は、書き込むより「何を書かないか」を決めるほうが効きます。

指示書には、パソコン全体に効くものと、そのフォルダの中だけに効くものがあります。この2つを分けて考えるようになってから、ずいぶん楽になりました。全体に効くほうには、自分がどんな仕事の進め方をしたいか。フォルダのほうには、その仕事に固有の決まりごと。それだけです。

数行から始めて、足りないと感じたぶんだけ足していく。この順番だと、どの一行が効いているのかも分かります。最初から作り込むと、効いていない一行が混ざったまま増えていきます。

書きすぎた分は、どこへ持っていけばいいですか?

役割ごとに、別の置き場へ移します。Claude Codeには、特定の作業をまとめておく場所と、担当を分けて任せる仕組みがあります。指示書にぜんぶ詰め込んでいたものを、そちらへ振り分けていくイメージです。

この振り分け作業には、正直かなり時間がかかりました。どれをどこへ移せばいいのか、最初は見当がつかなかったからです。ただ、移し終えたあとは出力が目に見えて安定しました。役割分担がはっきりしているほど、AIは迷わなくなります。

フォルダの構成については、今も難しさが残っています。プロジェクト単位の大枠は決められても、その中の細かい分け方は、作りながら何度も直しました。ここは正解を先に決めようとせず、動かしながら整えていくものなんだと思います。

思ったとおりに動かなくなったら、どこから疑えばいいですか?

直前に書き足したものからです。新しい機能や設定を疑う前に、指示書に何を追加したかを見返してみてください。僕の場合、原因はたいてい足りないほうではなく、書きすぎのほうにありました。

減らして確かめるほうが、足して直すより早いことが多いです。書き足して様子を見ると、うまくいかなかったときに原因が2つに増えてしまいます。1つ消して、動きが変わるかどうかを見る。この確かめ方のほうが、結局は近道でした。

それでも戻らないときは、フォルダの置き場所を疑います。読んでほしい資料が、AIから見えない場所に入っていることがあるんです。これも「難しい設定」ではなく、ただの置き間違いでした。

情報が古かったり、間違っていたりするときは?

公式のドキュメントに一度戻るのが確実です。この分野は変化が速く、半年前の記事がそのままでは通じないことがあります。手順が合わないと感じたら、自分のやり方を疑う前に、情報のほうの日付を見てみてください。

僕がいちばん助かったのは、人から学べる場所に入ったことでした。独学だと「分からないことが分からない」状態から抜け出せません。誰かが実際にやっているところを見ると、そもそも何を調べればいいのかが分かります。

そのうえで、公式サイトや一次情報を自分で確かめる。この2つを組み合わせるようになってから、遠回りがかなり減りました。不確かな情報が多い領域では、情報源の質がそのまま習得の速さになると感じています。

よくある質問

プログラミングの知識がなくても、Claude Codeは使えますか? 使えます。僕もコードは書けません。やりたいことを言葉で伝えて、返ってきたものを見て、また直してもらう。その繰り返しで形になっていきます。必要なのは書く力よりも、伝える力のほうでした。

ChatGPTを使ったことがなくても、いきなりClaude Codeから始めていいですか? 始められますが、僕はChatGPTのプロジェクト機能やGPTsを先に触っておいてよかったと思っています。AIに資料を渡すと返ってくるものがどう変わるか、その感覚を先に手で覚えていたからです。

CLAUDE.mdには、最初どれくらい書けばいいですか? 数行で足ります。僕は逆に書き込みすぎて、思ったとおりに動かなくなりました。足りないと感じてから足すほうが、結果的に早く安定します。最初から作り込む必要はありません。

思ったとおりに動かなくなったら、まず何を疑えばいいですか? 直前に書き足したものです。新しい機能や設定より先に、指示書に何を追加したかを見返してみてください。僕の場合、原因はたいてい書きすぎのほうにありました。

参考にした情報(2026年9月時点)

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